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事の始まり、LSD、そして、僕の立場
クローン病と海外での医療大麻
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 成田といいます。
僕はクローン病という病気にかかっていて、特定疾患という事で認定を受けている、いわゆる難病患者です。
去年(2008年)の11月18日に、大麻取締法違反で逮捕され、現在はその裁判を通して医療大麻問題の改善に向けてに取り組んでいます。

 まず、このクローン病という病気についてですが、原因が不明、効果的な治療法が未開発で、国内での手術率は発症後5年で33.3%、10年で70.8%と高く、悪化すると、長期に渡る絶食や、人工肛門の造設を余儀なくされます。
当然、生活面の長期にわたる支障から経済的、精神的にも不安定になり、仕事も続けられず自宅療養中という方も数多くいます。
しかし、海外では大麻を使った治療という事が既に研究されており、効果が確認されているのです。
 例えばアメリカでは、ワシントン、カリフォルニア、ハワイを始めとした数々の州や、カナダ、イスラエル等を含む、幾つもの国で適応疾患として使用が認められており、患者はより、人間らしい生活を送る事が出来ます。
先日、大統領に就任したオバマ氏も医療大麻を支持しており、過去行われて来た国家としての弾圧も、今後は一切しないことを明言しています。
 にもかかわらず日本では、厚生労働省の特定疾患対策研究事業の担当者は、一切、そういった情報を把握していないとしています。

 僕は自らの病について調べていく中でその情報を見出したものの、現在の大麻取締法は医療行為をも完全に否定しているため、国内では臨床研究すら一切認められません。
結果、自己治療の一環として大麻を使用しており、明らかに効果が出ていたものの、逮捕されてしまった以上は裁判を受ける事になります。
取り調べでは一貫して医療目的を主張しており、大麻取締法という法律自体の問題性に触れ、難病患者として当然の「人間らしく生きる権利」を主張したいと思っています。
今回の件では、逮捕時にLSDも所持していましたが、こちらについては争う気は無く、争点は「大麻による自己治療に関して」という事になっています。
過去、難病(認定のあるもの)の治療の一選択肢として、患者本人の大麻使用での大麻取締法違反裁判はなく、今回、日本初のケースになります。
そういったことや、昨今の社会情勢を踏まえて、僕自身としては徹底的に戦っていく覚悟であり、今後の公判ではアメリカから専門家を複数招聘し、証言をして頂く予定です。
これも、日本では、初めての事です。

 今回の件を通して、現在の大麻取締法の4条にある制限に対して適正な判断がなされれば、僕以外にも難病で苦しむ多くの患者さんの助けにもなり、更には大麻が人を廃人にしてしまう恐ろしいドラッグだというような、誤った世間の認識を変えるきっかけにもなりうるのではないでしょうか。

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